京都の伝統工芸品「京扇子」。革と合わせたオリジナル扇子もご紹介

京都の伝統工芸品「京扇子」。革と合わせたオリジナル扇子もご紹介

日本の夏の風物詩、扇子。

近年は和をイメージしたものだけでなく、モダンでカラフルなデザインのものも増えてきました。

日本の扇子は国内のみならず、今や海外でも人気となり、特に扇子の名産地として知られる京都で作られた扇子は「京扇子(きょうせんす)」と呼ばれ、平安時代から続く古い歴史と美しさで、今日まで多くの人々を魅了し続けています。

今回はそんな京扇子の歴史と、本場京都で生まれた革を使って作られる、sot(ソット)の革の京扇子をご紹介します。

京扇子とは

京扇子とは、京都府や滋賀県の限られた地域で生産された扇子のことをいいます。

製造はこの地域で一貫して行われており、「京扇子」という呼び名は京都扇子団扇商工協同組合だけが使用できるものとなっています。

京扇子ができるまで

一般的な京扇子は、扇骨加工・地紙加工・絵付け・折り加工・仕上げ加工の5つからなる工程を経て作られます。

すべて合わせると約88にも及ぶ工程が存在し、そのほとんどが手作業で高度な技術を必要とします。

これらは完全分業制で作られており、紙の仕入れを行う紙屋、紙を折る折屋、骨を作る骨屋、最終加工を行う付け屋などがそれぞれ存在します。

京扇子の歴史

京扇子の歴史は古く、発祥は今から約1200年前の平安時代にまで遡ります。

京都には主材料である真竹の品質が良い地域が多くあり、都にも近い距離にあったことから、扇子の一大産地へと成長を遂げました。

現在の京扇子は“暑い日に涼をとることができる身近な道具”として認識されていますが、当時は紙が貴重な時代で京都に住む貴族や僧侶のみが使える大変貴重なものでした。

また、庶民の使用も禁じられていたといいます。

当時の扇子は和歌などを書くメモのような、いわゆる木簡の役割を果たしていたとされ、紙をコンパクトに折りたためることが何よりも大切だったといいます。

見た目がとても質素だった京扇子も江戸時代になると装飾性が増して、能や演劇、茶道を通して一般庶民にも広まりました。

これを受けて京扇子は「京の三職」と位置付けられ、重要な産業として全国に知られるようになります。

京扇子の特徴と魅力

現在の京扇子は一般的に使うようなものから儀式的な場面で使うものまで、その種類は実にさまざまですが、どれも風雅な印象です。

これこそが京扇子の一番の特徴といってもよいでしょう。

他の扇子との違い

京扇子は他の扇子とは異なり、扇骨と呼ばれる芯の数がとても多く、丈夫で耐久性のある扇子になっています。

使い勝手にもこだわって

京扇子は滑らかな開閉にも定評があります。

熟練された日本の職人技術と上質な竹を掛け合わせることで、ピシッと綺麗に閉じることができ、その所作は見る人に感動を与えるでしょう。

革と扇子を組み合わせた革の京扇子

sot(ソット)では、革をあしらった特別な京扇子を販売しています。

「革を使って日本の伝統工芸品を作ってみたい。」というデザイナーの思いから制作の構想が生まれ、百年以上の歴史を持つ京都の老舗扇子メーカーとの協力によって革の京扇子が完成しました。

職人技が光るディテール

紙にも負けない“開閉のしやすさ”を実現するため、革は極度まで薄く漉いた羊革を使用。

革を扇子に使えるまでの薄さに漉くことは、限られた職人しか行うことができません。

長く愛用していただけるよう、革の裏面にはシルク生地を合わせて強度を持たせています。

扇子をしっかりと守るケース付き

大切な扇子を守るケースには、撥水性のある牛革を採用。

どんな場所でも気軽に扇子を持ち運びできるようにしました。

毎年変わる色

sot(ソット)ではシーズンごとにこの革の色を変えています。

明るく爽やかな色から、落ち着きのある色まで。

毎年変わる扇子の色にもぜひご注目ください。

リンク:革京扇子

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は京都が誇る伝統工芸品「京扇子」と、sot(ソット)から発売している革の京扇子をご紹介させていただきました。

歴史を知れば、より楽しんで扇子を使うことができそうですよね。

実際に使うのもよし、飾るのもよし。

いろんな場面で楽しんでいただけると思います。

気になった方はぜひ各店舗にて実物をご覧ください。